2013年5月22日より。
パンチェッタを作ってみた。まずは豚バラ肉に無数の小さな穴を開け、そこに塩をすりこんでいく。この状態で時間の経過を待つ、すなわち熟成させる。さらに乾燥と熟成を重ね一ヶ月以上を経てパンチェッタと呼べるものとなる。果たしてどこまでが豚バラ肉でどこからがパンチェッタなのか。非常に難しい問題である。熟成に終わりはない。逆を言えばどこまでもパンチェッタなのである。決して腐らせることなく、味わうべき最高の瞬間をひたすらに追い求め、我々の作品は熟成を重ねていくのである。さあ、召し上がれ。