パンチェッタ公開稽古のお知らせ
2020年3月9日(月)~15日(日)
YouTubeLiveにて生配信
PANCETTAのチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCo2xFRl78xcoOZXODs7i0vg/
@小劇場「楽園」
東京都世田谷区北沢2-10-18 藤和下北沢ハイタウンB棟地下1F
tel/03-3466-0903
参加者
木村文香、佐藤竜、瞳、一宮周平
9日(月)17:00~21:00
10日(火)17:00~21:00
11日(水)17:00~21:00
12日(木)17:00~21:00
13日(金)17:00~21:00
14日(土)14:00~20:00
15日(日)14:00~/18:00~(発表)
※劇場内入退場自由、無料
※劇場の扉は常に開放しておきます。
※オープンな場です。感染症予防等は各自、周りの方にご配慮ください。
※劇場内に入りましたら手洗いうがいのご協力をお願いいたします。
※場内に案内するスタッフはいない予定です。ご自由に出入りしてください。
※実験的な企画です。不手際が多々あることが予測されますが広い心でお許しください。
来週12日より予定していたPANCETTA 11th performance “Na”は公演中止となりましたが、パンチェッタでは何か創作の場を失わずにいられないかと検討してまいりました。本多劇場グループの本多社長のご厚意もあって、小劇場「楽園」にて公開稽古を行うこととしました。以下、こうなることに至った経緯を説明いたします。
コロナウイルスの影響よる上演の是非においては世間でも大きな話題となっており、正解が何であるかは誰にも分からないところだと思います。パンチェッタとしては、新作を披露する場としての本公演は、お客様の不安や、心配など本来観劇をするのに必要でない感情や気持ちを抱えたまま披露することは相応しくないのではないかと考えました。どうせなら互いに楽しめる環境で上演したい、ただそれだけです。また、上演作品を映像化することも検討はしましたが、同じ空間を共有するお客様がいないと確実に成立のしない作りであるため、これも相応しくないとの結論にいたりました。
では、その中でやれることとは何か。まず新作”Na”については別の機会で改めて上演いたします。お知らせできる日を楽しみにしていただけたら幸いです。この予定していた期間で、新たに創作をしてみようじゃないか、ということです。普段のパンチェッタは、私一宮が脚本を書き、出演者、スタッフを交え稽古に励み、皆様の前に披露するというステップを踏んでおります。今回、その過程を公開してみても良いのではないかと。
脚本を書いている時は地獄です。部屋にただ一人悶々としながら頭を抱え横になり、昼寝をし、頭を抱え、横になり、夕寝をし、頭を抱え、横になり、こんな具合で1ページ進むかどうか(すべての作家がこうではないのでご安心を)。とにかく私にとっては毎回の作品が難産であり、苦しいものです。その苦しみがもしかしたら好きなのかもしれませんが。その姿はとてもお見せできるものではないのですが。本を持って稽古場へ行き、それが立体的になる様は単純に見ていて面白いのです。もちろんうまくいかないこともたくさんあり、その度に俳優、演出、スタッフともに頭を抱えながら稽古が進んでいくのですが、そこで生まれた変化は実に興味深い変化にも関わらず、人目に触れることがないのです。
今回はその部分を披露してみようと。台本は用意しません、何もないところからの創作を行っていきます。毎日創作を行い、最終日何か形になったものを発表できればと考えております。普段パンチェッタの作品を楽しんでくれている皆様をはじめ、演劇に触れたことのない方も、どこか日常に置き換えられる瞬間があるのかもしれません。普段見ることのない創作の過程を一緒に楽しんでいただけたら幸いです。
その様子をYouTubeLiveにて生配信、また、劇場はオープンな場として常に開けておきます。ウイルス等それぞれ懸念されることもあると思います。我々もやれる範囲の対策は行いますので、ご理解の上でいらっしゃる方はどうぞご覧ください。ただの稽古場ですので変な遠慮はいりません。一緒に創作を楽しんでいただけたらと思います。賛否両論あるとは思います。このような現状だからこそやれることを必死で考えました。何か少しでもプラスの力を生めたら幸いですし、何よりも貴重な稽古場での時間が我々のスキルアップに繋がるよう尽力いたします。
パンチェッタ 一宮周平